マンガ『メイプル戦記』川原泉 ゆるりらがむしゃらなスポーツ少女漫画!? この人の越境感覚は凄い。 なんのラインもない。 あらゆるものをやすやすと越境しちゃう。しかもゆるく。 最後には感動させるし、一体何なのだ?

過去の日記を読み返していたら、ETV『獏さんを知っていますか』を見たい、と書いてあった。それを見たときの事を書き留めるのを忘れていました。 といっても、何点かメモ。"沖縄性"に対する思い/パロディにすること これも、戦場にいないものの戦争小説か

圧倒的な衝撃を伴う読書だった。 スタニスワフ・レムの他者論が、絶対的なフェーズの違いをこれでもかと執拗に描くのに対し、フェーズの違いを乗り越えようと痛いほどに試みるのがこれだ。 スタニスワフ・レムの小説はSFであり、こちらは現実の恋人を対象に…

人に引きずられやすい。自分のペースをすぐに見失う。 とくに、自分と似たことを言う人、考えている人が現れると、話すのが楽しい反面、その人の言う言葉が大きくなって、自分は相手と交換可能なのではないか、相手の方が確実に勝っているので私なんかいなく…

ひきつづき深沢七郎。 なんでこんなに惹かれてしまうんだろう。 語り口の哀しみか、家族、地域、時間、あらゆるものがつながる感じ、シンクロニシティか。わかりません、自分でもよくわからないのですが、無知な人々が一生懸命心底一生懸命生きている小説を…

フロスト加工⇒つや消し誤差

その2

NHKトップランナー 佐藤オオキを見る。 ミニマムな視点から、マキシマムな世界を透かし見ているような人。大上段に構えて小さなことを省みず、って在り方もあるかもしれない。でも、ふとすると見逃してしまう小さなものが、大きなことを起こすことのそのダイ…

川上弘美「婆」 好きなのは婆の形の中にある婆ではなく、球形の空間の中を飛び回る月の放つ光が満たすところ全部を漂っているような婆という気配なのだった。好きなのは、婆という形の中に閉じ込められた婆の芯ではなく、そこらじゅうをびっしり満たしていた…

毎日連絡を取り合っていた人とここみっかほどメールもしていない。 徐々にそのひとの実体がかすんでくる。 私の人生にそんなひとはいなかったんじゃないかと、幻のかなたにぼんやりと認めるだけの姿であるように感じる。 周りにいる人々を実体として認識でき…

先日に続いて…楢山節考 (新潮文庫)作者: 深沢七郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1964/08/03メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 83回この商品を含むブログ (109件) を見る押入れの奥から出してきた。チッチかわいい!小さな恋のものがたり (第39集)作者: み…

庶民烈伝 (新潮文庫 草 136-6)作者: 深沢七郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るなんと絶妙な語り口。おかしい、切ない、哀しい。

夏はかようにも暑いものだと、前回の日記を書いた私は想像していなかったことだろう。ってもう25回を超えて夏を迎えるにあたって、そうそう、夏ってこんなのと思えるようになった。ピリッとしない毎日。 人の顔色ばかりうかがうのは、やめだ。やめにしなくて…

久々にこのページを開く。ここのところ仕事が忙しくて更新する気にもなれなかった。風邪をひいて休んだ午後。 一月前の私はもういない。変わらない日常のように思えても、時間はきっちりと流れている。実際、この数ヶ月は「普通」と思うことが穏やかに移行し…

忙しいのだけど、時間の使い方がとても下手だと思う今日この頃。 さらに、インプット/アウトプットがうまく出来ていない。もともと苦手なんだけど、最近はよりへたくそだ。意識する点はどこか。きちんと考えて物事に当たれ。でもねぇ、軽やかさや自分の個性…

ずっと放ったらかしにしていました。忙しかったのもあるけど書く気になれなくて。日々は今までに無く充実して過ぎていきます。こんなに転ばずにとんとんと階段をのぼって言ってよいのかな。禍福はあざなえる縄の如し。なんだか不安になる。そんな私はものす…

久々の日記。なんだか、物事がうまく進まない。いや、私は進んでるんだけど、周囲が。そんな季節もあるのだろうなあ。あわてない、あわてない。今日は、忘れかけていた過去を思い出した。忘れかけてはいたけれど、その渦中にいたときは自分史上最大のダメー…

音楽史を研究しようと思ったこともある、という現在社会学研究者の友人から教えてもらったマーラーとブーレーズを聞く。

昭和住宅物語―初期モダニズムからポストモダンまで23の住まいと建築家作者: 藤森照信出版社/メーカー: 新建築社発売日: 1990/04/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る昭和軽薄体?っぽい語り口が時々混ざると、ははっ(笑)て…

2月も最後。友達に髪を切ってもらいすっきりする。友達はカットの練習中なのだが、確実に力をつけていく。もともと彼女のセンスはとても好きなので、パーマの練習の頃からずっとお願いしていた。今日も彼女の先輩から、うまくなったね!とほめられていて、こ…

ある人へ向けてのエスキース

読みたい本 いつ読めるか分からないけど、いつか手に取ると思う。高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義,巽孝之,芝田文乃,加藤有子,井上暁子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2004/12/01…

私が持っているのはこのバージョンじゃない。7年位前に購入したものを引っ張り出してきたので。単語勉強にはこれ、かなり使えますね。同意語、異義語もまとめられているし。付属品のカセット、どこいったかな。今はCDか、当たり前だけど。ほしいなぁ。 英語…

私はあの人だから好きなのであって、好きな人がほしいからあの人なのではない。

デッドセクション=無電区間 http://homepage3.nifty.com/oyamarts/ http://www.railway-museum.jp/image/history/005_01.html

ある人へ向けてのエスキース1)春になったら、また。と書いてくれました。ありがとう。 私はあなたを困らせていないですか? 以下は完全に自分に言い聞かせるために書いています。今日は、忘れかけていた泥を、澱のように抱えてしまっていた臭い泥を思い出…

ある人へ向けてのエスキース1)情景と真摯に向かい合う姿勢と曇らぬ眼を持ちたいという情熱。眼差すものは、あはひ、ひっそりと隠れるものへのシンパシー。あなたは寫眞機そのもので、透写することへの消えない炎を抱えている。2)眼差すあなたが刻印され…

パラメーター

戦争のつくりかた http://www.ribbon-project.jp/book/

ある人へ向けてのエスキース1)仕事の合間、窓の外を見たら代々木のタワーと展がる夕焼け雲に薄灰色の低い空。これはまさに東京の空です。懐かしい東京の空です。あなたはどんな空を見上げていますか?摩天楼の合間から見上げる空は、随分遠くみえるでせう…

ある人へ向けてのエスキース。1)矢野顕子「ホントのきもち」に入っている岸田繁と作詞した「Night Train Home」を教えてもらった。言葉でうまくいえないけど、この音楽を教えてくれたことに心のおくから震えるような歓びを感じた。言葉が、情景を生み出す…