2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『月の 蜜の弾丸』 ホラー番長@ユーロスペース丸くて色とりどりのゼリーのようなスーパーボールが頭上から降り注いでくる映像が綺麗だった。『アトミック・カフェ』 アメリカの牽強付会はすげぇなぁ。秋から羽織れるコートを購入。渋谷にて。予定資金をかな…

▽読み始めた本 多和田葉子『ヒナギクのお茶の場合』 やっぱり、多和田は鉄道好きなんだ。しかも、酒井順子の感覚より、共感する。そう、鉄道に乗っても感じるものは、解放や自由とは違う気がするのです。もっと単純に「移動」の感覚。 どうやら枕木というも…

アフォーダンスは、ファンダメンタルと考えていいのだろうか。 私的言語がありえないとウィトゲンシュタインが言ったようなそういう不可能さで、私たちはアフォーダンスの規則(?)から逃れることが出来ない、と考えてみる。 そうすると、勝手に身について…

John Cage Works for Piano,Toy Piano&Prepared Piano -Vol.Ⅲ Wergo 不思議です。やっぱり、シュヴァンクマイエル…。静謐。安易な、偏見を持っておりました。そう、「現代音楽」と呼ばれるものは、耳障りだったり、聞くのが苦痛だったりするのかと思い込んで…

いつも髪を切ってもらう友人(美容師)に、今日もお願いした。彼女はまだ、カットの練習中。センスはかなり良し!、って太鼓判押せるけど、イメージしているよりもいつも短めに仕上がっちゃうのよね…。そこが課題なのかな。 今日も、ボブめを狙ってもらった…

クラムボン「まちわび まちさび」 最近、クラムボンを自分のペースを忘れたときに口ずさむと、ほっとするのです。▽読み始めた本 鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二『戦争が遺したもの』

今世界で、何が起きているのか。ここのところ、いろいろなことが起こりすぎだよ。こどもを残して助からなかった女性。痛ましくて、悲しくて。 イラクへ行った男性。このニュースは、腹立たしい。軽率だっていう批判はきっといたるところで繰り返されているだ…

▽読了 多和田葉子「ゴットハルト鉄道」(『文学1996』所収) 多和田葉子は、鉄道好きなのだろう、あるいは移動の観念が好きなのか。『容疑者の夜行列車』につづいて、タイトルに「鉄道」がついている小説を手に取った。容疑者の…とは趣向が違う。「載せられ…

先週長かったロケ期間が一段落。自分の(仕事のではない)ペースを取り戻すきっかけをたくさん与えてくれたロケクルーの方々。本当に、気づきの毎日でした。大感謝です。 夜のベルリンの地下道、夢の空間へ、私も踏み込んでみたい。とても興味のある空間。昨…

多和田葉子『エクソフォニー』 中原中也詩集 夏目漱石『夢十夜』 飯島洋一『現代建築・アウシュビッツ以降』

多和田葉子『容疑者の夜行列車』 書評の言葉 青土社ホームページより 沼野充義氏評・・「現代の小説のありかた、そして人間のあり方そのものの本質的な面をついた小さな傑作」(朝日新聞[2002.10.02]夕刊「文芸21」) リービ 英雄氏評・・「世界を引き寄せる…

今日も変わった人に出会う日であった。ここのところ、ロケに行くとその先々に待ち構えているのは、ゆるい雰囲気と変わった人。

非常に眠い。 隣の席のヒトから仕事の愚痴を延々と聞かせられるのは、辛い。しかもその愚痴が、私への心配という偽りの衣をまとっているので、もっと苦しい。メールが来たヒトから、またメールが来た。作家性っていうのはちと大げさだけど、強烈な文体。圧倒…

さて仕事仕事!『ユリイカ』日本の鉄道特集に載っていた野崎歓氏の文章が大層おもしろかった。ご自身のお子さん(男の子2歳位?)=赤ん坊の姿でやってきた"鉄ちゃん"のことを書いているのですが、公園で友達になった女の子に、どの電車がすきなの?と聞かれ…

『容疑者の夜行列車』なんだか癖になりそう。いつもどうしてもバックパッカー的になってしまう旅行中の、あの浮遊感が、そこにある。すこし、痛い。メール、来たよぉ。えへへ。 明日は、語学学校出席一日目のはずだったのに、仕事が入ってしまった。途中まで…

あのひとから、メール、くるかな。

▽読み始めた本 多和田葉子『容疑者の夜行列車』容疑者の夜行列車作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2002/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (58件) を見る二人称でたんたんと書かれている小説。二人称の感覚…

明日から、11時出社です。探すもの ・渋谷の古着屋 ・キングコブラ何か対象を調べて人に伝えるときに大事なこと→ウラをしかるべきところでとること。裏うちの強さの大切さをしっかりと頭に叩き込め。

▽再読 西成彦「難民文学の希望と夢」『岩波講座8 文学』カフカについて、思い巡らす。

素直になりたいな。どうしてこんなに自分を抑え付ける癖が身についてしまったのだろう。しかも、抑えつける感情は「嬉しい」という感情に限ってで、ひねくれた気持ちは止める間もなく流れ出てしまう。 イイナと思ったこと、むねが震えたこと、思わず笑みがこ…

▽読了 『センセイの鞄』川上弘美 『アジアハイウェーを行く』▽読んでみたい本(書評より触発) 『エリアーデ幻想小説集』第2巻 『反社会学講座』パオロ・マッツアリーノ 『カフカの生涯』池内紀 ※カフカはプラハにあったサロンでアインシュタインと出会って…

3

ルクセンブルグの多言語状況は、70パーセントの人が「会社で2ヶ国語以上」、53パーセントの人が「友人との会話に二ヶ国語以上」使用するくらいのものだそうです。日本ではなかなか考えられません。会社で二ヶ国語以上…。先日、ポーランドのテレビ局から受け…

2

クラムボンのアルバムを聞きながら、部屋の片づけをしています。『ドラマチック』に入っている「レインボウ」が好き。 部屋の中には、新聞の記事を切り抜いたものが山をなしている一角があって、とうとうそこにメスを入れました。分類して袋に保管するってい…

1

関西にいた時にコンビニに行くと良く立ち読みしていた雑誌がありました。meets regionalです。http://www.lmaga.jp/meetsnew/index.html デザインも内容も、適度な粘度で心地よいのです。ミーハーすぎなく、マニア過ぎなく。

以前の朝日新聞の書評に、佐藤雅彦氏を評して養老孟司氏が「失読症」の珍しいケースとして『天才たち』で紹介したという記事があった。 「失読症」で検索していたら、興味深い記事にぶつかった。 字読めない「失読症」、英語圏と漢字圏で原因部位に差 脳卒中…

すっかり夜型が定着しつつある昨今。これは改めなくては…。 カメラマンが「だるま」を欲しいと言うので、新宿・花園神社へ一緒に買いに行く。そうです、今日もロケにうろうろ同行してました。 通訳の人から、「だるま」って女だと思ってた、男だったんですね…

渋谷の駅前交差点近くに、あの、台風が直撃した時間、私は立ちすくんでおりました。幸いにして屋根のあるところから、スクランブル交差点を眺めることができたのですが。雨水が交差点めがけて流れ込み、5センチくらいはたまっておりました。大きなしぶきをあ…

毎日非常に眠い。川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』より 甘くみあわないで、どうやってひとは愛しあえるだろう。許しあって、油断しあって、ほんのすこしばかり見くだしあって、ひとは初めて愛しあえるんじゃないだろうか。わたしは、一度もユキヒコを甘…

思考に先立ってフォルムを求めないこと と、ストローブ・ユイレが言っているそうです。 以前日記に書いた、「カメラマンの段取り」とは、絵から段取りづけするのではなく、軸をもった全体像を踏まえることが前提であり、それによって、なにをカメラのレンズ…

『ニシノユキヒコの恋と冒険』川上弘美方角をあらわす漢字が付いている名前に、なんとなく心惹かれる。東、西、南、北。できれば苗字よりファーストネームについているのがよい。方角は、相対的なものだ。アメリカから見て日本は「極めて」東であり、中国に…