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毎日連絡を取り合っていた人とここみっかほどメールもしていない。
徐々にそのひとの実体がかすんでくる。
私の人生にそんなひとはいなかったんじゃないかと、幻のかなたにぼんやりと認めるだけの姿であるように感じる。
周りにいる人々を実体として認識できない、というわけではない。それぞれの関係性があって、それぞれの間にはともに醸す空気がある。
彼の実体が霞んで感じられるのは、彼が私を見るとき、私を通り抜けて別のものを見ているように感じられていたからではないだろうか。
今日は、そのときの彼の眼差しに対する漠然とした感覚が確かな実感を伴って湧き上がり、連絡がないということは私の向こうに見ていたものと通じたからではないかと思うのだ。
実際には実体としてある私という壁が、実際に透明になったのではないかと。向こう側へ手が届いたのではないかと。
わたしはアイストップに、なりたいのだが。
で、今までの私だったら、なりたいなー、でもなれないなーとあきらめていた。無理やりあきらめようとして一日泣いたりしていた。しかし、今はなぜかこの状況を乗り越えてやる、と思っている。自分の思い通りにしてやる、とは思わないけど、少しはアイストップに近い位置へ自分を持っていくように建設的な努力(あるいは直截的体当たり)を積み重ねたいと思うし、貪欲な受領のようになりたいと思うのだ。
世界の各地で爆発が起きている。ロシア、スペイン…。
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先日に続いて…
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